とのblog

とののタイでの日常を書くブログ

ゴールデントライアングル③

前回の続き

 

ラオス行きのボートが無くて絶望する…。

 

しかしこんな異様に発展してるところを見てしまったら、何が何でも中国の植民地見てみたい。

 

ということで、次の週。
完璧に準備を整え、4時間のドライブを経て再トライ。

 

 

今度は問題なく行ける!

めちゃくちゃ国境感がない船着場からいざラオスへ!!

 

船を使ってラオス

 

 

 

5分ほど船に乗ってラオスに到着。
おお、タイ側から見た「金三角経済特区」が目の前に!!

 

 

 

やばい、イミグレの庭がなんかめちゃ綺麗。
すでに中国資本の匂いがぷんぷんする。

 

 

 

 

無事に入国手続きを済ませ、建物を出ると駐車場が目の前にあるのだが、タクシーが全くいない。
え、、普通イミグレとかってタクシーとかいるもんじゃないの??

 

 

 

なんかシャツをビシッと着ている係員らしき人がいるから話しかけてみる。

 

◎△$♪×¥●&%#?!◎△$♪×¥●&%#?!」

 

やべぇぇ、英語で話しかけたのにガッツリ中国語で返された…。
他の人に英語で話しかけても英語話せる人マジでいない…

 

同じタイミングで入国したタイ人のおじ様がいたので話を聞くと、ここにはタクシーはなく、この街にあるカジノが運営している送迎タクシーしか移動手段はないらしい。

そしてそのタクシーの値段は500バーツ!

 

たっっっか!!!
500バーツあったらスープ付きのガパオライスが12回食べれる。

 

流石にそんな金額払いたくないが、炎天下の中歩きたくもないので、タイ人のおじ様達のタクシーに一緒に乗せてもらえるようにお願い。

 

快くOKもらえたので、おじ様達と一緒のタクシーに乗って中心部にあるカジノへ行く。
やばいわ、街中めちゃくちゃ綺麗。

 

 

 


ミャンマー側もタイ側も森が多い茂る森なのに、ここだけ南国リゾートみたいな道してる。

タクシーに乗ること5分ほど、ここの街一番の目玉であるカジノに到着!!

 

 

 

すごい。
こんな田舎の森切り開いてカジノ作るとか、砂漠を開拓してラスベガス作ったアメリカと変わらない強引さ。

 

カジノは夜でもやっているので、とりあえず後回しにして、まずは街の散策。
といってもまだまだ開発中の場所なので、観光として行くようなところは少ししかない。

 

まず行ったのはカジノのすぐ裏にある超どでかいホテル。

 

 

 

すげええええ。
これタイからも一際大きく見えてたやつだ。
上層階からはゴールデントライアングルがきれいに見えるんだろうなぁ。

 

 

 

次に向かったのは、飲食店などがたくさんあるエリア。

 

 

 

 

いや、ここラオスじゃなくてマジで中国そのものでしょ。笑
ちょうどお昼時だったので中華料理を食べようとお店に入る。

 

英語で話してみるが全く通じない。
そして中国語でガンガンまくしたてられる。

全く会話ができない…
携帯もラオスなので電波なくて翻訳使えないし…

 

ものは試しだと思い、「麻婆豆腐!」と言ってみると

 

👍 っと力強いグッドサインを頂く。
おお、俺始めて中国語で会話したわ笑

調子に乗って「炒飯!!」と言ってみるが、何故かこっちは伝わらなかった。
炒飯の中国語の発音違うのかな。

 

結局麻婆豆腐とニンニクの芽と牛肉の炒め物を食べたんだけど、にんにくの芽の炒め物クッっっっっソ美味かった!!
さすが中国(の植民地)、中華料理はめちゃ美味い。

 

これめっちゃ美味かった

 

タイバーツで支払いが出来る店であることは確認済みなので、タイバーツでお支払い。
そして渡されたお釣りは……

 

毛沢東さん、こんにちは。

 

人民元!!!

そう、ここは中国の植民地なので言語も中国語だし、通貨は人民元
何気に人民元を手にしたのは始めて。

 

その後も中華街を少し散策。

中国のお寺があったりする。

 

 

中華街を後にし、次に向かったのはアウトレット!!
東南アジアでアウトレットとか今まで行ったことないけど、事前に調べた情報だとここには建てられたばっかのアウトレットがあるはず。

 

どこにあるのかわからないので、街の人に聞き込みをする。
と言っても英語通じないので、「outlet」の文字を携帯で見せながら「アウトレット!」と連呼するだけ。

しかし誰に聞いてもアウトレットの存在を知らない。
おかしい…。

 

5人ぐらい聞いたところで、ついにアウトレットを知っている人を発見。
そこまでバイクで連れて行ってくれるらしい(もちろん有料)。

 

バイクに乗せてもらうこと5分ほど、無事にアウトレットに到着。

 

あれ………

 

完全に廃墟になってる……

 

 

 

 

 

事前にタイのYoutuberの動画で調べて、あったはずなのに!!
コロナの影響なのかわからないけど、廃墟になっているものはしょうがない…

 

ちなみに2019年の2月に投稿された動画では、こんなきれいなアウトレットがあったはず。

 

2019年にはこんなのがあったはずなのに…

 

その後はラオス人が集まる市場があるので、市場に行こうとすると。
バイクで送ってくれたラオス人が衝撃の一言。

 

「あの市場は中国人がホテルとかクラブを作るから取り壊された」

 

マジか……

 

 

アウトレットと市場、行こうと思ってたところが2つも無くなってた(ちなみにこの市場も2019年時点ではあったはず)

 

こんなマーケットがあったはず

 

その2つで割と時間潰す予定だったので、やること無くなっちゃった。
ということで夜まで取っておこうと思っていたカジノに行く。

 

 

厳重なチェックを受けて、カジノの中へ。

おおおお、中はなんか金ピカしてるし、宝石とかも売っててけっこう豪華な感じ。

 

 

 

カジノ内での写真撮影は禁止されてるが、とりあえず中を散策しながら隠れて写真を撮る。
が、途中で警備員に見つかってしまう。

 

中国語で何言ってるかわからないが、ジェスチャーで写真を消せと言われたので写真を消す。
写真を消したところを見て納得顔の警備員。

そんな納得顔の警備員には悪いが、iPhoneは消した写真を復元出来るんですよ。
ウガンダでもこれで何回か危ない写真を復元したなー。

 

そして一通り写真撮ったので、ちょっとだけお金をかけようかとお金をチップに変えるためにカウンターに行くも、両替を断られる……。

 

中国語で何言ってたかわからないけど、実は写真撮るの見つかった後にまた写真撮って怒られたので、そのせいだと思う……。

 

くそーお金がかけられない。
まあ中国語だけでよくわからないし、カジノは今月に別なところでやるつもりだからいいや。

 

ということでカジノを出て、道中にラオスのビールを買ってタイに帰国。

 

 


ラオスの滞在時間6時間ぐらいのショートトリップでした。

 

ちなみに、中国ではカジノは特別行政区マカオを除いて禁止。
だから中国はラオスの土地を租借して、そこで中国人向けのカジノリゾートを作っているみたい。

 

 

 

いやーなかなかに興味深い旅行だったなぁ。
ラオスは中国とズブズブで、半年ほど前に「中国ラオス鉄道」が開通したり、かなり親中国。

借金もしてるので、将来的に他の土地も租借されて、中国の属国みたいな扱いになる日も遠くないんじゃないかなと思った。

 

ラオス人が使用人みたいに働いてるの見るのなんか悲しかったぁ。