鶏肉 - とのblog

2年後、帰国前に食べるつもりで買ったカラアゲ君。

しかし日本の一般家庭で育った自分は、鶏肉をさばいたことなど一度もない。せっかくカラアゲ君の命をいただくのに、「さばくのが下手で、骨に肉がたくさんついたまま捨てる」なんてことにならないように練習が必要だ。

ってかそもそもここマユゲは鶏肉をパックでなんか売ってないから、鶏肉食べたくなったら生きてるの買ってさばかなきゃだし。

教えを請うのはもちろん、隣人のアンドリュー。自分がこっちに帰ってきてからというもの、口を開けば「豚肉食べに行こう、店長も会いたがってたよ！」しか言わない超絶豚肉派の彼だが、ちゃんと鶏肉も捌けるらしい。

今回練習台になってもらう、名も無き鶏さん。タウンに行くとクリスマス前で高いよ、とのことだったので近所の鶏を買ってきた。

途中の写真はなかなか刺激が強いので、載せません。見たいという人は是非個人的に声をかけてもらえれば。

やってみた感想としては、魚をさばくのよりも全然簡単。そもそも魚は皮剥ぐ時とか、背骨とるときに身がたくさんついちゃうともったいないけど、肉は最悪骨ごと料理して食べることもできるし。ただ命をもらってる感はやっぱ魚より感じた。首を切るときのばたばた暴れる感触は割とリアルだった。

名も無き鶏の亡骸となった羽を突っつくカラアゲ君。

君も2年後こうなるんだよ、心しておくように！

今回は珍しく何の問題もなく事が順調に運び、捌き方を教えてくれたアンドリューに、「感謝として肉を少しあげるよ」と言うと

「んー、だったらお金頂戴。豚肉食べに行ってくる！」

そっか、鶏肉いらないんだ…

ってかどんだけ豚肉好きなんだよ！！

彼の豚肉への愛は強すぎる…。

捌いた鶏は、親子丼と煮込みで美味しくいただきました。