とのblog

とののタイでの日常を書くブログ

高スギィィィィィィ!!

バンコクについて1週間。
本当は早くチェンマイに行きたいところだけど、ワークパーミットが発行されるまではバンコクに滞在しなければいけないので、バンコクでお仕事。

 

これからタイでサツマイモを作って売るので、タイでサツマイモがどのように売られているのか自分の目で見てみたかったのでいろんなスーパーに行ってきた。

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行ってみると日本だけに限らず、多くの輸入食品が販売していて驚いた。
特に日本産のものは多く、いろんな日本輸入の食品が売っていたのだが、驚くのはその値段。

例えばこのりんご、ニュージーランド産のりんごが1個89バーツなのに対して、日本産のりんごは259バーツ。日本のりんごの方が少し大きい様な気もするけど、それにしても3倍弱の値段は高い。

 

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ニュージー



 

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ちなみに今のレートでいうと1バーツは3.4円ぐらい。
ということは1個259バーツのりんごの値段は日本円にするとなんと約880円!
高い!!

売り場を見る限り特別なブランドであるわけでもなさそうだし、単純に日本産ということ以外理由はなさそう。

 

一体どのくらいの日本人が1個800円以上もするりんごを買うのだろうか。
もちろん輸送コストだったり関税がかかってこの値段なんだろうけど、そんなおいしいりんごを日常的に100円ぐらいで食べられている日本人は幸せだなぁ。

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中国産はこの値段…

 

 

りんごでもかなり驚いたが、さらに驚くのが今回の偵察のメインであるサツマイモ。
タイは今日本のサツマイモブームで、輸入量は3年で5倍に増えていて、今年に関しても9月時点で既に去年の輸入量を突破した状況。

 

そんなタイではちゃんとさつまいもブースが設けられているほどの人気ぶり。

 

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気になる値段を確認すると、生いもの状態で100gあたり109バーツ!!!
一般的にみんなが焼き芋でイメージするサイズのさつまいもは300g前後の大きさだから300gだと327バーツ。

 

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それを日本円換算すると3.4倍だから………

 

 

 

え……

 

 

 

サツマイモが1本約1,110円!!

焼き芋に関しては1本1,300円以上!!!

 

高スギィィィィィィィィィィィィィ!!!

 

 

まじで別な意味で価格破壊。
ちなみにだけど2021年の東京中央卸売市場の統計によると、2021年9月の卸売価格は279円/kg。

東京都中央卸売市場-統計情報検索結果

 

この数字はでんぷん用のサツマイモとか入ってると思うし、卸売価格だから店頭価格とは単純に比較できないけど、完全に市場経済の法則ぶち壊してる様に思える。

確かにタイにサツマイモを輸送するとめちゃくちゃ腐るので、廃棄率が多いからとかいろんな理由はあるんだろうけど。

 

タイ人のバイヤー曰く、韓国からも日本とクオリティーがあんまり変わらないサツマイモが入ってきているけど、単純に韓国産だからという理由で売上は日本産に比べると50%落ちるそう。

 

恐るべし日本農産物崇拝。
でも確かにサツマイモに関わるまで知らなかったけど、日本の焼き芋の糖度とか60%を超えるものとかあって普通にその辺のフルーツより甘い。
正直甘すぎて1本食べるのがきついレベル。

 

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日本ではそんな品質のいいものが普通に手頃な価格で食べられるんだから、本当に日本人幸せだよなーと思う。

 

ぜひこういう日本の美味しいものを世界に広めていきたいなーと思う。