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とののタイでの日常を書くブログ

ソンクラーン開催決定!!

タイは去年の11月から外国人の隔離無し入国に踏み切り、今では特に入国禁止の国を決めることもなく、全世界の人がタイに入国することができる。

ビジネス目的だけでなく、普通に観光ビザで入国ができるので、日本人的には今は海外旅行はNGかもしれないが、欧米からの観光客は多く、バンコクチェンマイでは白人を見ることがめちゃくちゃ多い。

 

そんなタイでここ最近のタイ人の関心といえば、4月に行われるソンクラーン(水かけ祭り)が開催されるかどうか。
ソンクラーンはタイでの正式なお正月で、本来は仏像や仏塔、年長者の手を水で清めるのが始まりらしいが、4月が1年で最も気温が高くなるタイでは、それが発展して通行人が水を掛け合うという水かけ祭りに発展したもの。

 

そんなタイで最も盛大なお祭りのソンクラーンも、もちろんコロナの影響を受けて去年、一昨年と政府から開催禁止の号令が出たためにここ2年間は一切開催はされなかったとのこと。

 

しかし今週の火曜日、政府が今年のソンクラーンは開催OKと発表!
お正月なので都会から実家に帰る人も多いが、今年は国内移動も自由!!

 

キタアアアアアアアアアア!!

 

ソンクラーンめちゃくちゃ楽しみ!

 

 

 

ちなみに言っておくと、タイは欧米のようにコロナに対する関心が薄いというか、「コロナはただの風邪だから大丈夫」という風潮はない。

街中を歩く人はみんなマスクをしているし、なんならマスクを2重でしている人も普通にいる。
スーパーに行けば入り口にビニール手袋が置いてあり、手袋をつけて買い物をする姿は普通。

まだ先進国並みの医療水準ではなく、ワクチンが出始めた頃はファイザー、モデルナが手に入らず、シノバックという性能が低い中国製のワクチンを売りつけられたタイでは、「コロナは怖い」というイメージはまだあるため、日本以上に気を遣っている人が多い。

そしてここ最近はタイでもオミクロンの影響を受けており、コロナ患者数はほぼピーク時と変わらない。

 

そんな中でもコロナとの共存、経済再生を目標に舵を切り始めている政府は、難しい決断をしたと思う。

 

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スワンナプームのシンボルのこれもマスクしてる

 

そしてソンクラーン開催OKと発表した翌日、政府はこのパンデミック(pandemic)を終わらせるエンデミック(endemic)を7月1日までに完了させると発表。

3月12日〜4月、4月〜5月、5月〜6月、7月〜の4つステージに分け、それぞれで違った政策を行い、7月1日からは普通の生活に戻り、経済を再生させようというもの。

コロナの収束宣言として、政府が指針として発表したのはコロナ患者の死亡率。
現在は0.19%~0.2%の死亡率だが、それが0.1%になっていればコロナ収束宣言となるそう。

そのためにまず行うのは、まだ1回しかワクチンを受けていない200万人の高齢者のワクチン接種を、若者が都会から実家に帰省するソンクラーンよりも前に完了させること。

 

政府が制限緩和に動いてくれているのは、単純にタイに住んでいる身として嬉しい。

コロナが始まってすでに3年目。
インフルエンザがなくならないようにコロナがなくなることもありえないし、コロナとどういう風に生きていくかを考えるべき時だよなーと思う。