暑い…
タイの天気は大き雨分けると、乾季、雨季、暑い時期（なんていうのかわからない笑）3つの季節に分類される。
地域によって多少ズレはあるが乾季は11月〜3月、暑い時期が4〜5月、雨季が6月〜10月となる。
乾季は雨が降ることはほとんどなく、毎日雲一つない快晴。
しかも空気もカラッとしていて、気温も一年で一番涼しくなるとても気持ちいい時期。
そんな涼しい寒気が3月まで続くのに、タイで最も暑い時期はそのすぐ後の4月にやってくる。
そして真夏の5月が終わると、毎日スコールがやってくるというザ・東南アジアの天気である雨季がやってくる。
自分がここチェンマイの来たのは11月中旬のこと。
なのでぴったり乾季突入と被さり、正直今まで天気はめちゃくちゃ快適だった。
チェンマイ来てから1ヶ月以上は一度も雨降らなかったし、毎日曇ることもなく快晴。
しかも山間部のチェンマイは気温が低く、最高気温も30°いかないし、最低気温は15°を下回る。
バンコクはやっぱりそれなりに暑いけど、バンコクから帰って来てチェンマイの涼しい気候を感じるたびにチェンマイでよかったーと思っていた。
が、何故か今週に入ってからチェンマイがめちゃくちゃ暑い。
先週までの最高気温は30°ちょいぐらいだったのに、今週28日からの週に入って急に38°連発。
暑い！！！
この暑さはマジでやばい。
会社の圃場に温度計があるんだけど、日陰でも35°を超えている…。
日本ほど湿気がないから日陰に入れば多少は涼しいけど…。
でもバンコクはこれよりも暑いんでしょ？と思って調べてみたら何故かバンコクの方が涼しい…。
何故！？
さらに追い討ちをかけるのが、タイ北部を襲来しているスモッグ。
先日、山から見える景色がなんかいつもより悪いなーと思いタイ人のスタッフに聞いてみると、なんと今タイ北部はPM2.5などによる大気汚染に襲われているらしい。
これは「ヘイズ」と呼ばれる現象らしく、毎年3月〜4月にかけてタイ北部はこのスモッグに悩まされるとのこと。
2020年の3月には空気中の汚染濃度を示すAQIにおいて、チェンマイは大気汚染のイメージが強い中国やインドを抜き、3日連続で世界最悪を更新したんだそう。
知らなかった、てっきり大気汚染といえば中国、インドのイメージしかなかった…。
このAQI、100マイクロ/㎡を超えると健康に害が出始めるらしいが、世界最悪を更新した時のチェンマイは275マイクロ/㎡！！
やべえ！！！
実際、チェンマイのタイ人友人から昨日身体中に発疹が出来てしまった写真が送ってこられた。
本人曰く大気汚染によるらしい。
本当にそうだとしたらかなり深刻な問題な気がする…。
大気汚染の原因として、一番問題になっているのが野焼き。
いわゆる焼畑的なのはタイではあちらこちらで見るが、これがこんな環境汚染を引き起こすとは…。
さらに、タイには有名企業から自分が聞いたこともない無名の企業まで、日本企業の工場がめちゃくちゃある。
大抵それらの工場はまとまって経済特区となっているが、タイ北部のランプーン（チェンマイから車で30分）にもあるし、たぶん工場からの排気ガスなどの弊害を受けているのだろう。
そんな大気汚染の話を同僚としていると、空気の汚染濃度をチェック出来るアプリがあるからと、携帯にアプリを入れることをお勧めされる。
それが「Air4Thai」というアプリ。
PM2.5やPM10などの現在地の空気中の濃度を計測し、5段階で大気汚染レベルを評価してくれるらしい。
早速使ってみると、結果はUnhealthy。
やっぱり！
でもVery Unhealtyじゃなくてよかった。
チェンマイの今の空気がどんくらい悪いのか気なって調べてみると、本日3月5日のランキングは世界で8位。
まずまずの順位。
このランキング、94位まで載っているのでなんとなくパーっと見てみると、ほとんどがアジアの国。
世界中の工場が集中しているアジアは経済的には恩恵受けてるけど、こういうとこでデメリットもあるんだなーと感じる。
ちなみにこのサイトによると、日本のワーストは東京ではなく大阪の42位。
AQIは78マイクロ/㎡。
その次に来るのが京都の56位。
東京よりも京都の方が空気汚いのは意外だけど、まあ大阪も京都もおんなじようなもんなのか。
ちなみに野焼きもヘイズの原因の1つとなっているので、政府は禁止しているらしいが、当たり前のように野焼きしている風景は見る。
まあ貧しい人にとっては将来の呼吸器疾患よりも今のお金だもんなー。
