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とののタイでの日常を書くブログ

カンボジア② アンコールワットへ

前回の続き↓

oldkingtono.hatenablog.jp

 

カンボジア2日目は「アンコール•ワット」へ。

 

アンコールワットは朝陽が綺麗とのことだったので、5時前に起きて早速前日に借りたバイクでチケット売り場へ。(なぜかアンコールワットの入場券は、アンコールワットから7kmも離れたところで売ってる。)

 

5時過ぎのチケット売り場は閑散としている。

 

 

37ドルで1日チケットを購入し、早速アンコールワットへ。(3dayチケットと5daysチケットも販売している)

 

絶対に朝陽を逃すまいと意気込んできたら、5時半ごろにアンコールワットに着いちゃったけど、すでに結構人がいた。

 

 

 

 

実際に朝陽とアンコールワットが綺麗に見えるのは6時過ぎぐらいだったけど、朝陽をバックにしたアンコールワットはこちら。

 

 

綺麗に撮れなかった…iPhone7の限界。

 

 

うん、まあまあかなって感じ。
でも有名なワンショットを見ることができたので満足。

 

その後はアンコールワットの中を見学。
アンコールワットは、今のカンボジアの元となっているクメール人によって作られたアンコール王朝クメール王朝)の首都にあった寺院。

元々は首都があったところなので、四角形の首都の中に色々な施設がある。

遺跡が好きな人には興味あると思うけど、自分は特に興味なくて語ることも特にないので、適当に写真だけ載せておきます。笑

 

 

 

 

 

 

 

 

アンコールワットの見学が終わったあとに向かったのが、「アンコール・トム」。

アンコール王朝アンコールワットを作ってさぞかし繁栄していたのかと思いきや、意外とアンコールワットを建設した20〜30年後には隣国に首都を陥落させられている。

首都陥落の10年後ぐらいに力をつけてアンコール王朝を再興させたのが「ジャヤヴァルマン7世」。

 

そんなジャヤヴァルマン7世が建築した首都がアンコール・トム

アンコール王朝は彼の時代に最盛期を迎えたため、彼が作ったアンコール・トムはアンコールワットの5倍くらい大きい。

 

 

アンコール・トムの中には多くの遺跡が残るが、特に有名なのがアンコールトムのど真ん中に位置する「バイヨン寺院」。

 

 

 

 

 

ここも遺跡なので多くは語らないけど、建築学的にはここは仏教建築というのがポイントらしい。

ジャヤヴァルマン7世以前の王様はヒンドゥー教を信仰していたため、アンコールワット含めそれまでの建築物は全てヒンドゥー教の建築様式だが、ジャヤヴァルマン7世は仏教を信仰していたため、アンコールトムにある建築物は仏教寺院が多く残っているとのこと。

 

 

 

個人的には、アンコールワットよりもこのアンコールトムの方がカッコ良かったのでおすすめ。
特にアンコールトムの入り口の門のところがめっちゃかっこよかった。

 

 

当時は銅像とかもっと綺麗だったろうし、迫力すごかっただろうなぁ

 

すでに遺跡はお腹いっぱいだけど、せっかく1日チケットを買ってしまったので、もう一個だけ遺跡に行くことに。

次に向かったのは「タ・プローム遺跡」。

 

 

 

 

この遺跡もジャヤヴァルマン7世に作られた遺跡で、この遺跡の特徴は、遺跡全体がガジュマルの樹に飲み込まれているというところ。

 

 

 

アンコールワットを含めアンコールの遺跡全般に言えることだけど、アンコールの建築物は砂岩で出来ているので壊れやすく、強い日射や雨、樹木の侵食などによってかなり破損が激しい。

アンコールワットはそのうち崩れる」という話を聞いたことがある人も多いかもしれない。

そんなアンコールの遺跡群を後世に残すために、アンコールの遺跡では現在進行形で様々な修復作業が行われている。

 

アンコール遺跡があるところは猿が普通に出るくらいに森の中にある。

 

しかし、タプローム遺跡はあまりに遺跡全体がガジュマルの樹に侵食され過ぎてしまっているため、「ガジュマルの樹が遺跡を支えており、樹を取り除いてしまうと逆に遺跡が崩れてしまうのではないか」ということで、樹を取り除くべきか残すべきなのか、タプローム遺跡の修復に関してはユネスコで議論が行われている。

 

そんなタプローム遺跡では、建築物のすごさというよりも、遺跡を飲み込んでいる自然の凄さを感じれる場所だと思う。

「遺跡よりも自然派」の自分も楽しめる珍しい遺跡だったので、自然好きの人にもお勧めしたい珍しい遺跡だった。

 

 

アンコール自体にはまだまだ遺跡はたくさんあるけど、個人的に遺跡はもうお腹いっぱいだったので、一度市内へ戻る。

 

 

 

ホテルで息をつく暇もなく次に向かったのは「トレンサップ湖」。

トレンサップ湖は東安アジア最大の湖で、雨季には琵琶湖の10倍もの大きさになるという。

ただ自分が住んでいたウガンダには、琵琶湖の100倍ヴィクトリア湖があったので、大きさは正直なんてことない。

トレンサップ湖に来た理由は、水上生活の人たちを見たいから。

 

 

このトレンサップ湖には湖上で暮らす水上生活を送っている人が多く、なんとその数は100万人にも達するとか。

 

100万人が暮らすにはそれなりに社会インフラが必要なはずだし、水上で一体どんな生活をしているのかめちゃくちゃ興味ある!!

 

宿泊していたホテルでトレンサップでのツアーはどこに行けば申し込めるか確認するが、今はツアーは中止されているとのこと…。

 

うーむ、でもとりあえず行けばなんとかなるかなと思い、とりあえずシェムリアップ市内からバイクで30分かけてトレンサップ湖のほとりの漁村に到着する。

 

 

「これはもしや」と思い、村人に話しかけてみる。

「お金払うから湖まで船で連れてってよ!!」

 

が、市内から離れている田舎なので英語が通じない…。

田舎なので携帯も圏外で翻訳アプリも使えないが、筆談などを使ってなんとか交渉し、船で連れて行ってもらえることになる。

 

 

1家族に1台以上のペースで船があった。


自分の船が出発するのと同時に、1人の白人がバイクで湖畔の村にやってくるのが見えた。

 

「あーあの人と一緒に交渉すれば船代もっと安く出来たのになー」と思うが、もはや遅いのでしょうがない。

 

湖に出るまでの道中、早速水上暮らしの人々の生活を目にすることになる。



 

youtu.be

 

 

おお、、、すごいマジで水上で生活している。
湖に出るまでの川の部分に住んでいる人は、けっこうすぐ近くに陸があるけど、湖で暮らしている人達はマジで陸なんか近くにないところで暮らしてる。

 

ついに湖へ

 

見渡す限りの地平線

 

普通にその辺でうんこ垂れ流してるし、ぷかぷか浮いている家で普通に暮らしてるし、なんか色々と凄い。

 

そして驚くべきことに、ここでは学校も湖の上にある。

 

 

湖の上にある学校

 

 

すげえええ!!

 

もちろん湖の上なのでみんな船登校をしてくるのだそう。
他にも病院などもちゃんと湖の上にあるんだとか。すごいなぁ。


ちなみに自分は見てないが、ここでは子供が発泡スチロールやタライに乗って移動する姿も見れるんだとか。

 

 

 

 

いやー水上生活の人々を見て、また一つ自分の世界が広がったなーと思う。
アンコールワットも人生に一度は見ておきたいかもだけど、俺個人としてはアンコールワットなんかよりもこっちを見る方が断然楽しかった

 

そんなこんなでとても満足してトレンサップ湖から湖畔の集落まで戻る。

自分が集落に戻ると、自分が湖畔の村から船で出発した時にここの集落にバイクでやってきた白人がまだ出発しておらず村でポツンとしている。

 

気になってそっちの方を不思議そうに見ていたら目が合い、向こうから話しかけてくる。

 

 

次回へ続く→→→