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とののタイでの日常を書くブログ

カンボジア③ デイビッドとの出会い

前回の続き↓

 

oldkingtono.hatenablog.jp

 

トレンサップ湖の遊覧を終えて村に帰ってくると、村にいた白人に話しかけられる。

 

「君は今までどこに行っていたの?」

 

自分が湖に行っていたことを話すと、興味をもって色々と聞いてくるので、この村に来てからの経緯を全部話す。

 

すると

 

「え!15ドルで船に乗せてくれたの??俺さっき30ドルって言われたんだけど」

とデイビッド。

実際自分も最初は30ドルって言われたものの、交渉して15ドルまでしていたんだけど(実際15ドルでも高いと思う)デイビッドは30ドルでOKを出してしまったらしい。

俺の話を聞いて急に態度が変わったデイビッドは、船に乗ることをキャンセル。
ぼったくられたことが気に食わないので船に乗らずに帰るとのこと。

 

自分も市内に戻るので一緒に戻ることにして、色々と話を聞いてみる。

色々と話してみると、彼はコロンビア人でベトナムで3年間英語の先生をしていたが、仕事を辞めコロンビアに帰るとのこと。
その前にカンボジアとマレーシアを少し旅行しているらしい。

 

このデイビッド、見た目のワイルドさとは違って先生ということもあり超まじめなのだが、超おっちょこちょい。

一緒に市内まで帰ったんだけど、「道覚えてるから付いてこいっ!」ていうからついていったら道に迷うし(2回)、後方を確認しないで曲がるから後ろから来たバイクとぶつかりそうになるし(2回)、途中のガソリンスタンドでバイクの鍵無くすし、とにかく凄かった。

 

そして面白いのが何か失敗する度にリアクションがめちゃくちゃオーバー。
どこかのコメディドラマでも見ているみたいでめちゃくちゃ面白かった。

もっと彼と一緒に話してみたいと思い、ちょうど時間もいい時間だったので一緒にお昼ご飯を食べることに。

 

彼のおすすめの店があるとのことで連れて行ってもらうと、いきなり店員さんに。

 

「今日は店長いないの??」

 

と尋ねるデイビット。

 

店員さんが「店長は厨房だ」と答えると、あからさまにがっかりするデイビッド。
どうやらデイビットはここの店長が気に入っているらしい。

 

おいおい!美味い店あるって言ってたのに、店長さん目的だったのかよ!

まじめなデイビッドもちゃんとラテンアメリカな人だった。

ちなみにカンボジアの料理は、昔はカンボジアをタイ人の王朝が支配していたこともありめちゃくちゃ似ている。
1つだけ違うことといえば、タイ料理はどこもめちゃくちゃ辛いが、カンボジアはどこも甘い。

個人的に甘い食事は好きではないので、タイ料理の方が好み。

 

そこのお店で食べたクメール料理の「アモック」。

 

デイビッドとは料理を食べながら自分の今までの経歴だったり、彼の経歴だったり色々なことを話した。

 

コロンビアに帰ってからも英語の先生をするそうで、「ベトナムにまた帰ってくる気はないの?」と質問すると

 

「コロンビアではつい先日政権交代が起きて左派が与党になったんだ。だから俺はしばらくコロンビアで様子を見る。彼らが良い政治をすればコロンビアに留まるし、彼らが良くない政権運営をすればまたコロンビアから去ることになる。」とのこと。

 

おおー素晴らしい考え方というか、日本ではまず聞くことがない返答だ。
それだけ彼(というか外国人)は政治に関して関心があるし、政治が自分たちの生活にどれだけ影響を与えるかを理解しているんだろうなと思う。

日本で政権交代したから国内留まりますとか海外行きますって考える人いないよなー。

 

そしてデイビットが少し気まずそうに「1つ聞きたいことがあるんだけどいい?」と聞いてくる。

改まってどうしたんだと思いながら「もちろんいいよ」と返答すると

 

日本人が自分の国に絶望しているって本当かい??」と聞かれる。

 

爆笑。


まさかコロンビア人にまでそんなことが知れ渡っているとは。

 

言わずもがな自分は日本に絶望している人の1人なので、日本人の特に若い人がそういう傾向にあること、なぜ日本人が日本に絶望しているのかということを説明した。

 

デイビットは「なんでそんな政権がずっと選挙で勝ち続けているんだ??」と、とても不思議そうだった。

 

そんなこんなでレストランでデイビットと色々と話し込んでしまい、プノンペンへのフライトの時間が迫ってきたので自分はデイビットと別れ空港へ。

 

 

 

 

こうやって違った価値観とか日本がどう見られているのかを話すのって、海外に暮らすことの醍醐味の1つだと思う。

タイ人と話しても色んな考えあるし、タイには外人たくさんいるからバーとか行けば外人と話す機会はめちゃくちゃある。

 

今回は少し話がずれちゃったけど、次回からはまたカンボジア旅行に戻ります。

 

次回へ続く→→→

 

ってかこれだけは言わせてほしいんだけど、電気が足んなくて節電とか、日本てもはや先進国じゃないよね。
インドとやってること変わらん。